用語集

替刃式刃物

替刃式刃物 【英】 cutting with disposable tool

 

■慣用語・別称
スローアウェイ刃物 替刃カッター 使い捨て刃物

■構造
経済的で使い易いチップ交換式システムの木工用機械刃物。替刃チップには非常に堅い超耐摩耗性合金(スーパー超硬)を採用し、従来品より50%以上の耐久性がある。再研磨をしないため刃先径が一定で、作業性が大幅に向上する。超硬製替刃チップ(両刃)は、刃先精度が高く、いつでも新品の切れ味が得られる。煩わしい刃先揃えセッティングの必要がなく、替刃チップを基準側に軽く押えてボルト締めをするだけで精度が出る便利な構造となっている。主にビット、カッター、平刃・ブロックの刃物製品に見られる。

■概要
替刃式刃物は、その性能、経済性、使いやすさ等の理由から日々に幅広く使用されてきている新しい刃物。木材加工用刃物として業界全体に普及するには未だに低いシェアにあるが、耐久性の向上、機械調整の省略及び刃物管理のし易さ等々の好条件に適し、総合的コスト軽減を実現する刃物として有望な製品と見られている。特にビット&カッターにおいては数多くの替刃式刃物が登場している。電動工具用刃物では最適な刃物と言われている。