集塵装置
集塵装置 【英】 dust collector
■慣用語・別称
除塵装置 集塵機 ダストコレクター
■機械の構造
木工機械による作業上で発生する切削くず・研削粉などの軽い浮遊排出物を送風によって吸い込みながら、1ヶ所に集める方法で始末する装置。
■概要
集塵装置には、集塵すべきチップの性質・形状・量などによって、いろいろな方法があり、大別して(1)移動用小形集塵機(2)サイクロン“cyclone”集塵機(3)バグフィルター“bag filter”集塵機の3タイプに種別される。
・移動用小型集塵機<別称=簡易集塵機、オバQ集塵機>は、小規模な向上や移動を要する場合によく利用される簡易タイプ。
・サイクロン集塵機は“遠心式集塵機”として広く実用されているタイプ。サイクロン=竜巻という意味で、送風式遠心分離集塵槽のことを示し、含塵空気を円筒内で回転させ、その遠心力で外方に分離させ、粉塵を落下、集塵する原理によるもの。
・バグフィルター集塵機は“乾式慮過袋式集塵機”または装置のことを示し、サイクロン方式で細く出来ない微粉塵、とくに不燃材・サンダー研削粉などに効果的で、集塵率99%以上の捕集が期待できる装置。実用装置としては、各種慮布材(木綿・ポリエステル系が主)やバグの形状に円筒状と平板状の2種類から払落し方法によって多くの形式タイプにそれぞれ分類される。パルス・エア形式もその一例。 合板・建材・住器・家具・建具・樹脂などの向上において発生する木くずや木粉を効率的に集塵させる目的で使用され、労働安全衛生法に基づく粉塵障害防止規正で義務付けられている装置の1つ。