用語集

ワイドベルトサンダ

ワイドベルトサンダ 【英】 wide belt sander

 

■慣用語・別称
ワイドサンダー ワイドベルト ワイド

■機械の構造
回転する2本以上のドラムプーリーに、その全長にわたって掛けられた1枚のエンドレス研磨布紙によって、自動送りされる加工材などの表面を切削する機械であり、2組以上組合わせた機種もある。 

■概要
ベルト状の研磨布紙を2ヶ所以上のローラーにセットし、そのうち、1~2ヶ所を駆動させ、低速から高速まで幅広く回転させる。また、研磨布紙に対応する面に送材部を設け、加工材を研磨布紙に押圧しながら送材して、加工材の研削研磨及び塗装面の研磨までできる。なお、研磨布紙の粒度は加工材に適したものを選び、装着する。回転速度は仕上げ状態により変更することができる。 サンディングの目的とその特性は
①研削をもって切削の代わりとするドラム型使用
②加工面の仕上げ研磨のドラム・パッドの組合わせを使用
③塗装面の研磨のパッド型使用
に分けられる。(すべて上面切削式の1ヘッドタイプの場合) この他、2ヘッド式、3ヘッド式、下面研削研磨式、上下面研削研磨式、ドラム式など多種様々な形式もある。 サンダは平面の研削研磨を行なう目的のもので、その用途は木工一般の木地、塗装面をはじめ、合板や樹脂などの幅広い分野にまで利用できる。