手押しかんな盤
手押しかんな盤 【英】 hand feed planer and jointer
■慣用語・別称
手押し 手押しかんな
■機械の構造
回転するかんな胴とその駆動装置、昇降できる一対のテーブル、定規、安全装置及びこれらを保持するフレームから構成されている。 かんな胴は2、3あるいは4枚のかんな刃を保持し、毎分4,000~6,000回転の高速で回転するため、完全な動的バランスと高い軸受精度が要求される。テーブル昇降機構は一般にスライド式、くさび式及びリンク式の寸法が採用されている。
■概要
工作物のむらを除去して平滑な基準面を削りだし、さらにこの基準面に直角の、こば面をつくるため、テーブル及び定規表面は精密に仕上げられ、この直角度及び前後テーブルの平行度は高い精度を保っておかなければならない。 一般的には工作物をテーブル面に軽く押さえつけて、回転するかんな胴上を手送りして切削を行なう。最近は安全性と作業性を向上させるねらいから、自動送り装置を装着して使用する例が増えている。最も基本となる機械であるため、家具、建具、建築造作材、その他木工所と、木材加工に携わるあらゆる分野で使用されている。