ダブルソー
ダブルソー 【英】 double saw
■慣用語・別称
サイジングマシン トリミングマシン
■機械の構造
平行に相対し、間隔を調整できる2つの丸鋸と手動送り装置とからなり、工作物の両端を同時に切断加工する木工のこ盤。横に長いベッドの左右にコラムを立て、一方を固定、他方を移動コラムとし、両コラムの内側に丸鋸を配し、加工材の両端を一回の送りで説だして寸法を決定する。
■概要
JIS-B-0114には、ダブルソーは手動式として定義づけられているが、自動式のダブルソーもある。手動式のダブルソーは前後に摺動するテーブルに加工材(板)を固定して作業を行なうものであることから、テーブル移動丸のこであるともいえる。ダブルソーは、木取り工程の鋸盤というものではなく、仕上げ工程に属するのこ盤ということになり、それだけに工作精度はダブルソーの生命ということになる。作業としては、ダブルサイザと全く同じで、古くは、自動送材方式のダブルソーをL字型に配置間を自動コンベアで連結して一回の送材で四周を切断するラインをダブルサイザと呼んでいたが、弁財では自動送材装置のついたダブルソー1台でもダブルサイザー〔パネルの両端(ダブル)のサイズ決定の意味か〕と称しており、それとともにダブルソーに対する考え方、ニーズも大きく変わってきている。