用語集

木工用NC多機能ロボット

木工用NC多機能複合ロボット 【英】 numerical control compound robot

 

■慣用語・別称
木工用マシニングセンタ 複合CNCルータ CNC複合マシン

■機械の構造
NCコントロールによって移動するテーブル、門型にツールチェンジのためのガイドレールを持ち、4軸から5軸の各種加工ヘッド、加工ヘッドを自在にコントロールする操作盤と数値制御装置から構成される。  ツールチェンジのため、自動的にヘッドを把む、ロボット敵の構造のハンドを持っており、多いものでは、効果用ヘッドとして、丸鋸、鉋、ボーリング(多軸、単軸、水平両頭など)、角のみ、サンディングなど20種類以上用意している機種もある。

■概要
1台の多機能複合ロボットによって、ルータ、穴アケ、ダボ穴、Vカット、角ノミ、鉋、丸鋸切断等と木材加工の基本作業、「切る」「穴アケ」「削る」のすべてができる万能機能で、しかも数値制御であるため、 位置決め作業も不要という万能機。多品種少量生産に対応するために開発された機械とされているが、ワークの投入、取り出しなどの工程を自動化すれば、無人運転も可能となり、人手不足、技能低下の木材加工工程においては大きな戦力となる。  また、ダブルエンドテノーナとガントリーNCルータを複合化し、チェンキャタピラによって機材を送材中にワークの側面(4面)の切断やほぞ加工を施すと同時に、その途中でルータによる彫刻。 切抜き・面取りなど加飾加工や、組み立てに必要な組子や 加工が1台でできる複合ロボットも開発されている。