用語集

ホットプレス

ホットプレス 【英】 hot press,hot plate press

 

■慣用語・別称
■機械の構造
機械の構造 合板・板材などを熱板間に差し入れ、可動定盤を液圧などにより作動させて加熱圧縮する設備で、多段式の構造となっている。能力の表示は、熱板の大きさ、熱板の間隔、段数、総圧締圧力などで行ない、合板のそう入方向によって縦型(エンドローディング)と横型(サイドローディング)があり、段数も通常40~50段のものが一般的。  

■概要
表材、芯材、裏板と接着された合板は、コールドプレス(木工機械・「木工プレス」の項参照)によって仮接着させ、ホットプレスへそう入するまで状態を維持させ、熱圧によって完全硬化させる。 熱源としては蒸気を用い、加熱温度は接着剤の性質によって異なるが、ユリア樹脂で110~115℃、メラミン・ユリア共縮合樹脂では115~120℃、フェノール樹脂で135~140℃が採用されている。高温による加熱接着は木材の強度をぜい弱にすることから、150℃以上での加熱はさけるべきである。加熱時間も接着剤の性質、合板の厚さによって異なってくるが、ユリア樹脂の場合で厚さ1mmあたり20~30秒が普通。 加熱温度、加熱時間に加圧力を加えて、ホットプレスの圧締3要素といわれる。 ホットプレスとセット化される機械として

・ローダアンローダ (英)〔autmatic loader and unloader〕
多段式ホットプレスの段数に応じた棚をもち、コールドプレスで仮接着された合板を自動的に挿入、取り出す装置。通常、合板を供給、脱荷するオートフィーダが装備されている。