グルースプレッダ
グルースプレッダ 【英】 glue spreader
■慣用語・別称
スプレッダ 糊付機
■機械の構造
自動送りされる単板を回転するローラとの間を通すことによって一定量の接着剤を塗布する機械。接着剤の塗布量の調整は塗布ローラとドクタローラの間隔を調整して行なう。
■概要
ベニヤコンポーザ等の設備で調板された単板は表板用、裏板用、芯材用に分類(仕組み工程)され、これを奇数枚単板で接着して、いよいよ合板となる過程に入る。 通常、芯材をグルースプレッタを通して両面に接着剤を塗布し、これを表板と裏板でサンドイッチするようにして積層してゆく。 合板の接着剤としては、木材用接着剤としての必要条件を満足させるほか、大量入手が可能であること、廉価であること。水溶性で鉄・ゴムなどを腐食・老化させることがなく洗浄性が良いこと、粘度調整が容易であることなどの条件が要求される。合板工場で使用されている接着剤は、ユリア樹脂系、メラミン・ユリア共縮合樹脂系、フェノール樹脂系の3種類が主。 仕組工程の設備として表材と裏板を選別しセットアップする機械としてベニヤセッターが開発されて導入しはじめている。