塗装室
塗装室 【英】 painting booth
■慣用語・別称
塗装ブース
■機械の構造
塗装作業のうち、組立後の仕上げ塗装は、手動式、自動式のいずれの方法にしても、粉塵が侵入しない塗装室、塗装乾燥室が大切。さらに均一制御風速装置や換気フィルター、排気ファンなどを使って、それぞれの室ユニット化、ブース化したのが、ここで説明する塗装室、塗装乾燥室。 方法としては、簡易ブース、水の濾化する力を利用してノーポンプ・ブース、ブッシュとプル吸・排気装置のユニットを組合わせ、局所ごとの運転もできるプッシュ・プルタイプ、それより大型のピットレス圧送式などがある。
■概要
塗装液など有機溶剤については、労働省も中毒予防規則を設けているように人体に及ぼす影響も大きい。高度の疲労倦怠感や興奮、頭痛、食欲不振、中枢神経・自律神経系などの障害などを人体に引き起こすと言われており、作業場の労働安全衛生面からもブースの設置が多くなっている。 また、塗装乾燥室は、これまで現場施工の乾燥室にヒーターで室温を高めたり、換気扇でフレッシュエアーの吸排気を行うケースが多かったが、これをユニット化し、クリーナー装置の導入などによって内部を絶えずプラスの空気圧に保ち、循環気流によってゴミやホコリを取り除くようにしたもの。