用語集

コールドプレス

コーールドプレス 【英】 cold press for woodworking

 

■慣用語・別称
フラッシュプレス 締め台 動力プレス

■機械の構造
シリンダ、移動する定盤及び油圧装置などからなり、多数の平板を常温で接着圧締する木工プレス機で、定盤をネジまたは歯車で駆動するタイプもある。機械の大きさは、定盤の大きさ、定盤間の最大開き及び総加圧力で表わす。 

■概要
プレスの圧締方法には、ネジ締めによるもの、油圧によるもののほか、圧さく空気でふくらませる袋を利用して加工するものなどがあり、加工材を加圧接着する場合の常温接着向けに用いられる。木工用プレスは合板用プレスと比べ、一般に圧締力が低いが、接着時に必要充分な圧締力を被接着面全面にむらなく与える機構でなければならない。

・ ネジプレス〈Screw Press  慣用語 ・別称 スクリュープレス、フラッシュプレス〉
 ネジの回転を、雄ネジ昇降に変え、雄ネジの下端にテーブルを取り付けて、これを下圧する形式のもので、ネジの回転を手動で行うハンド式タイプと、電動機の回転を傘歯車を介して行う自動式タイプとがある。普通、ネジプレスは平板プレスのものが多いが、中には2、3、4の多形列に分割されている定盤のものもあり、1つの機わくの内容に数組のテーブルを備え、それぞれ別個の働きをさせる機構により、多品種少量生産の工場に適するプレスの1つ。この他、フラッシュ構造のドアやパネル生産向けの専用プレスをフラッシュプレス(flush press)と呼ぶものもあり、機構はネジプレスと同様で、フラッシュパネルを常温で圧締し接着加工を行うネジ式のタイプのものこの電動式が主として使用される。

・油圧プレス〈(英) Hydraulic Press〉
油圧ポンプを用いてシリンダの働きでラムを昇降させるプレスで、油圧により、強力で安定した圧力をかけることができる。機械の能力は定盤寸法、総圧力、ラムの径及び数などで決まる。